名古屋市中区で内視鏡・胃カメラ検査なら三浦内科へ
HOME>胃カメラ・内視鏡

| 005)逆流性食道炎 |

逆流性食道炎あれこれ
1. 食道がんの50%強は胸部中部食道に生じ、食道胃接合部は1%程度だが、逆流性食道炎はその大部分が食道胃接合部に生じる。
 
2. 食道がんの主な症状は、狭さく感、胸骨の後面の不快感、胸痛、嚥下障害(うまく飲み込めない)など、逆流性食道炎のそれは胸焼け、呑酸、胸痛、嚥下困難、食道異物感、胃部不快感、嗄声、喘息症状、肺炎など。

3. 胃切除後の逆流性食道炎では全摘であれば腸液(胆汁酸とトリプシン)、亜全摘であれば胃液と十二指腸液(胃酸とペプシン)が逆流しており、難治性となることが多い。

4. 治療としての生活療法には、腹圧をかけないようにする(衣服による締め付け、庭の草取り、重い物を持ち上げる等を避ける)。便秘を予防する。食べ過ぎ、高脂肪食、アルコール、カフェインなどにより、胃の伸展拡張刺激と下部食道括約筋の一過性弛緩を生じ逆流が起こりやすくなるのでこれを避ける。また早食いは食事と一緒に空気を飲み込んでしまい良くない。夜間の逆流を防ぐには右側臥位より左側臥位で寝る方が良い。

5. 症状を誘発しやすい食品としては①高脂肪食品―フライ、バター、ケーキ、てんぷら。②高浸透圧食品―ケーキ、ココア、チョコレート、あんこ菓子。③酸性食品-オレンジ、ミカン。④野菜・果物―トマト、ケチャップ、たまねぎ、ねぎ、いちご。⑤香辛料―とうがらし、わさび、胡椒、マスタード、ミント。⑥その他―炭酸飲料、アルコール、(たばこ)、(パン)、芋類、かぼちゃ。
などがある。いずれも食生活を豊かにするが摂り過ぎるとよくない。多くの患者さんはどれが良くないか自分で知っている。

6. 症状の強い患者さんにはPPIが有効である。もう一種類の酸分泌抑制剤は、夜間の基礎分泌を中心に一日のうち約半分の時間を胃内ペーハー3以上に保つが、PPIは一日の95%の時間を保つ。
 
問い合わせ